気持ちが伝わる敬語の使い方<小﨑誠二>
@基礎の巻
・敬語とは
相手がどんな立場の人か、相手に対して自分はどんな立場にいるのかを理解して気遣いながら相手に思いを伝えるための言葉
その人のコミュニケーション能力を測る一つのバロメーターである
@虎の巻
・敬語は文の後ろに一つ添えれば十分
・尊敬語=Aさん本人の行為に使う
・謙譲語=誰かがAさんに対して何かするときに使う
→どちらもAさんを敬う
・知っている表現だけをきちんと使う
・言い換え語を優先する
食べる→召し上がる
知る→ご存じですか
話す→おっしゃる
・「お」は和語に、「ご」は漢語につく
一般的には外来語にはつかない
自分の所有物には使わない
・丁寧度アップは「格言 KAKUGEN の法則」
K 過去形にする
A 改まり語にする
今度→このたび、このまえ・この間→前回・先日、どんな→どのような、
誰→どなた、どこ・どっち→どちら、でも→しかし、きのう→さくじつ
きょう→本日、去年→さくねん、だから→ですから、または→もしくは
とても→実に、誠に、あとで→のちほど、ちょっと・少し→少々
もう一度→あらためて、たった→わずか、さっき→先ほど
わたし・ぼく→わたくし、わたしたち→わたくしども、すぐに・今→さっそく、ただいま
K 漢語にする
U 打消表現にする
G 疑問形にする
E 婉曲表現にする
N にっこりと
・身内には敬語を使わない
・できるかぎり肯定文で表現する
・ご苦労様です<お疲れさまでした の方が無難